「製品のエキスパート」として
より良い製品を探求し続ける

 学生時代から物づくりに興味があったので、「自分の技術を活かして人々の生活に貢献したい」との思いで桂精機を選びました。
 主な業務としては、既存製品の再設計による品質改良・コストダウンがあります。また、お客様からの「こうした製品が欲しい」との要望を受け新製品の設計・開発も行います。
 製品の見直しのベースとなるのは、「今年度はこの製品のコストを○○%下げよう」「性能を□□%向上させよう」といった年間計画です。既存製品については、一部のパーツを新たな別の部品で代用したり構造を簡略化したりと、定期的に設計を見直すことで改良を図ります。例えば、月に5万台出荷している主力製品で1台あたり5円コストダウン出来れば、年間で300万円もの経費削減になります。コストも性能も、改良した成果が数字としてハッキリ出るので、自分たちの技術で会社に貢献できたという実感が持てるのが嬉しいですね。

設計にあたっては、営業や部品メーカーと一緒に、お客様のニーズや現状の製品の改善点などについて打合せし、新たな製品をつくっていきます。設計図面が出来ても、需要と供給のバランスやコスト面で製品化のNGが出る場合もあり、必ずしも形になるわけではありません。それでも、日々試行錯誤を重ねながらより良い形を探っていき、製品化を目指しています。
 自社製品を幅広く扱う技術部には、営業など各方面から日常的に問い合わせが来るため、誰よりも製品に詳しい必要があります。その点桂精機では、入社後の約2ヵ月にわたる研修で、会社全体の業務や製品を見て学んだり、ガスに関する講座を受けたりと、しっかりとした教育制度があるので安心してください。技術部で製品の設計を行う際に必須となる専用ソフトCADについても、集中講習で効率的に習得することができます。

 また、業務上で分からないことは、何時間でも付き合って教えてくれる先輩方がいるので心強いですね。とはいえ、自分の成長のためにも、そこに甘え過ぎず自分でトライ&エラーを繰り返し、どうしても駄目な時に頼るように心掛けています。
 自分で考えた製品の改善点なども、日常の中で気軽に提案を行え、真剣に検討してくれるので大きなやりがいを感じています。
 まだ沢山ある自社製品を1つずつ一生懸命に覚えている段階ですが、日々の業務で経験を積み上げて、いつか自分の手で新しい製品をゼロから創り上げられたらと考えています。

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